今夏、日本政策投資銀行の方々が奈良の本紙事務所に来社した。古紙業界のM&Aの問い合せや案件が増えていることや、将来的にリサイクル業界への投資案件の増加が見込まれており、外部から見えづらい古紙業界について詳しく教えて欲しいという依頼だった。他にも銀行や投資会社、M&Aマッチング会社等からも問い合わせがあった。
▼また過日、某地方で「近々古紙ヤードを開設するので、古紙業界について教えてほしい」という電話があり、面談に出向いた。話を聞くと今年から古紙回収業を始めたそうだ。コインランドリーやパチンコ店、様々なチェーン店の駐車場に古紙回収ボックスを設置し、ルート回収を行っている。以前は不動産関連の仕事に就いていたという。また様々な排出先にも古紙回収の営業を行っている。現在の回収量はまだ限定的だが、バックヤードの営業にも手応えを感じており、数年以内に古紙ヤードを開設する意向である。
▼以前は古紙業者と産廃業者が棲み分けを行っていたが、現在はそこに一廃業者や廃棄物管理業者等も加わり、仕入競争が激化。先日報道した元市役所の人が資源回収所を開設したり、前述のように全くの未経験者の参入もある。回収ルートは益々多様化している。
2025年09月08日
コラム「虎視」
古紙ヤードマップ2025の調査作業は順調に進んでいる。各社のホームページを参考にしながら、電話による調査を続け[...]
2025年09月01日
コラム「虎視」
5年ぶりに発刊する古紙ヤードマップの調査作業を行っている。5年前の2020年はコロナ禍の時だった。
[...]
2025年07月14日
コラム「虎視」
今号で紹介した熊谷紙業は、90年代から古紙パルプ生産を試行錯誤してきた。本紙268号(97年10月)を改めて読[...]
2025年07月07日
コラム「虎視」
段ボール古紙の調達価格が、段原紙の市況上昇のなか、据え置かれている。段原紙は2017年以降、5回目となる値上げ[...]