今夏、日本政策投資銀行の方々が奈良の本紙事務所に来社した。古紙業界のM&Aの問い合せや案件が増えていることや、将来的にリサイクル業界への投資案件の増加が見込まれており、外部から見えづらい古紙業界について詳しく教えて欲しいという依頼だった。他にも銀行や投資会社、M&Aマッチング会社等からも問い合わせがあった。
▼また過日、某地方で「近々古紙ヤードを開設するので、古紙業界について教えてほしい」という電話があり、面談に出向いた。話を聞くと今年から古紙回収業を始めたそうだ。コインランドリーやパチンコ店、様々なチェーン店の駐車場に古紙回収ボックスを設置し、ルート回収を行っている。以前は不動産関連の仕事に就いていたという。また様々な排出先にも古紙回収の営業を行っている。現在の回収量はまだ限定的だが、バックヤードの営業にも手応えを感じており、数年以内に古紙ヤードを開設する意向である。
▼以前は古紙業者と産廃業者が棲み分けを行っていたが、現在はそこに一廃業者や廃棄物管理業者等も加わり、仕入競争が激化。先日報道した元市役所の人が資源回収所を開設したり、前述のように全くの未経験者の参入もある。回収ルートは益々多様化している。
2024年12月09日
コラム「虎視」
マレーシアの経済発展は目覚ましいが、製紙業の発展も目覚ましいものがある。11年前に訪問した時は、王子グループの[...]
2024年12月02日
コラム「虎視」
働き方改革によって古紙業界ではドライバー不足に陥る懸念があった。時間外労働の上限規制(年間960時間)が敷かれ[...]
2024年12月02日
ちょっとブレイク
母がヒッポファミリークラブという多言語の国際交流クラブに入っていたので、海外からのホームステイを積極的に受け入[...]
2024年11月25日
コラム「虎視」
古紙の源泉となる紙の需要にもトレンドがある。雑誌は販売部数が減り、広告も減り、そして売るための書店も減っていく[...]