
徳島県上勝町を17年ぶりに訪問した。上勝町は日本で初めての「ゼロウエイスト宣言」を行った自治体。03年に将来的にごみをゼロにする宣言を行い、それに向けて町全体が一丸となり、様々な施策と努力を重ねてきた。
▼現在のごみステーションは以前とは見違えるほどスタイリッシュな外観で、「見せる」ことを意識した造りとなっており、宿泊ホテルも併設されている。名称は「WHY」で、宿泊者にはごみ45分別のステーションの見学や説明、そして実際に宿泊してごみの分別を体験出来るという試みだ。ごみステーション・事務所・ホテルが「?」の字になっている。「なぜそれを作るのか、なぜそれを買うのか、なぜそれを捨てるのか」。大量生産・大量消費時代の「なぜ?」を一人一人に考えさせる。
▼私も宿泊体験をしてみたが、とても景色が良くて過ごしやすい場所である。ごみの45分別は実際にやるとかなり大変だが、ごみをゼロにするという共通目標は、町民だけでなく訪問客の意識も変えていく。しかし現実的には、上勝町のリサイクル率は近年は80%前後で足踏み状態が続いている。世界のどの町も出来なかったごみゼロとリサイクル率100%達成に向けて、上勝町の挑戦は続く。
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