▼古紙のリサイクルポイント制度を導入したマテックプラザ(札幌市)と安田産業・西院工場(京都市)を紹介したが、愛知県東海市にオノセイが国際紙パルプ商事と合弁で昨4月にオープンした東海リサイクルセンターでも同制度を導入していた(※本紙801号の2面と3面に記載)。全国的にポイント制度が拡がっているのを目の当たりにして、興味深かった。同センターの場合、面白かったのは計量器(3トンスケール)とポイントをカウントするカードの発券がセットになった自動機械を設置していたことだ。
▼古紙を持ち込んだ家庭や事業所がパネルタッチで自らを登録するとカードが発券される。このカードに古紙のポイントが溜まると500円の商品券(デパート、スーパーの共通券)がもらえる。キロ換算すると3円とか。スタートした時は2円だったが今年、仕入れ価格を1円アップしたという。
▼同センターの横井社長によると「ティシュペーパーやトイレットペーパーは余り喜ばれない。また家庭の主婦はこだわりもあって特定の商品券に抵抗がある。そこでどこのデパート、スーパーでも共通して使用できる商品券にした」とのこと。全国的にポイント制度が拡がることで様々な創意・工夫が生まれるだろう。それが古紙回収の掘り起こしにつながるとみたい。
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