▼全国に1,700ヵ所以上の古紙ヤードがあり、こうしたヤードを運営する企業数はおよそ千百社に達する。今年、回収量が2,050万トンまで減少すると、1ヵ所当たりの古紙回収量は1万2,000トン。月にして1,000トン。
▼一口に古紙ヤードといっても①一般の回収古紙のみを扱うオープン型②回収古紙から機密書類までを扱うオープンとクローズの併設型③古紙だけでなく古紙以外の再生資源物全般を扱う総合型④回収古紙は少なく産業系古紙をもっぱら扱うーなど、様々な形態がある。また回収規模もベーラーを2台から3台保有し、月5,000トン以上も扱う大型ヤードがあれば、月1,000トンに達しない小型ヤードもある。また自ら集めるだけでなく、仲間買いの多い業者もあり、仕入れ形態も多様だ。
▼ただいえることは中国市場の存在感が大きくなり、扱う古紙の何割かを輸出する業者が増えた。また国内回収にとらわれず、中国に進出する問屋や商社も増えてきた。集めた古紙は中国の製紙メーカーに販売する。海外ヤードといえば、かっては米国で集めて日本に持ち込むというようなスタイルだった。しかし、肝心の日本に需要がなくなり、米国の日本ヤードも売り先が中国などに変わった。海外ヤードの進出の狙いや形態も時代とともに変わる。
2024年11月25日
コラム「虎視」
古紙の源泉となる紙の需要にもトレンドがある。雑誌は販売部数が減り、広告も減り、そして売るための書店も減っていく[...]
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]