
▼10月10日から5日間、CFC(中部商組青年部)に同行させてもらい、インドネシアとシンガポールを視察してきた。今回の視察は、①アジア最大のメーカーであるAPPの工場見学、②インドネシアの古紙事情を考察、③シンガポールの古紙ヤードを見学―が主な目的。次号でシンガポールの古紙ヤード、次々号でAPPの工場及びインドネシアの古紙事情を紹介する。
▼今回の視察のメインだったのが、インドネシアにあるAPPグループのインダキアット・セラン工場の見学。この工場だけで年間140万トンを生産している。マシンは6台で、4台が段ボール原紙、2台が白板紙を生産。今まで幾多の大手製紙メーカーを見学してきたが、最も広い古紙置場だった。古紙在庫は約10万トンで、普段よりかなり少なめとのこと。
▼シンガポールではセンブコープ社の廃棄物選別ヤード、古紙ヤード、機密書類専用ヤードを見学した。米国式のシングルストリーム(混載収集)で回収した1日200トンの廃棄物を、4ラインの選別ラインに作業員を40人配置し、12品目の資源物とごみに選別する。シンガポールの街中を歩くと、商店や施設の前に必ずごみを入れる緑色のボックスが置かれていたが、大半が同社のものだった。
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