今年になってから古紙需給はタイトな状況が続いている。中国が古紙輸入を完全にストップした元年なので、多くの関係者にとって想定外の状況だと言える。世界的に見れば、段原紙需要増、段古紙発生減、コンテナ不足や船不足といったコロナ禍やコロナ後の特殊な状況が背景にある。日本においては「中国への古紙輸出が止まる」という共通認識が、タイトな状況を招いたとも言える。問屋は昨秋から年末にかけて極力在庫を減らした。余剰を見越して積極的に輸出した結果、例年より半分ほどの在庫量となった。しかし今1~3月の都市部の緊急事態宣言によって発生が極端に減少し、国内枠を完納できない問屋もあった。
▼国内メーカーは、想定していた輸出原紙枠の価格を見ると、古紙が余剰して安く買えると考えていたはず。しかし今年になって段ボール古紙の輸出価格は上がり続けており、ドル価は300ドルに近い。この価格で買わなければいけない東南アジアのメーカーも想定外だが、国内の実勢価格を見直さなければならなくなった国内メーカーにとっても想定外だろう。問屋にとっては、仕入価格高騰の突き上げもあり、国内メーカーが本来の国内販売価格に戻して貰わなければ、逆ざやのケースもあるという。
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