
▼ある新年会で横須賀市資源回収協同組合の藤田理事長と歓談。回収事業を地域に根付かせるための氏のアイデアにはいつも舌を巻く。昨年の震災後には横須賀市と災害協定を結んだという。要は災害が発生した場合の災害廃棄物の撤去などを一括して受託するというもの。災害時の協力体制との名目で行政との結び付きを一層強固にした。「組合のような組織こそ、震災という機会を利用すべきだ」と強調する。
▼横須賀市の集団回収では同組合がキロ8円の補助金を受けて古紙を集める。行政回収を導入するスキを与えず、また新聞販売店回収も実質的に阻止。業者助成の額はやや高めだが、集団回収の一本だけで磐石の回収体制を築いた。今となって行政回収を廃止し集団回収へ回帰する自治体には、この横須賀モデルを参考にするところも多いという。
▼再来年には同組合が20周年を迎えるそうだが、次世代の啓発にも布石を打つ。市内に住む小学生とその親を1,800名ほど集めて講演会を予定。講師には科学実験でお馴染みのでんじろう先生を招く。著名な講師を相手に環境の大切さやリサイクルの仕組みを刷り込もうというわけだ。人口減少なんのその、行政や地域住民との付き合い方はまだまだ奥深いと実感する。
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