▼ノンフィクション作家、佐野眞一氏の1982年の作品に「業界紙諸君!」がある。そのプロローグで「そもそも私はジャーナリストという人種が賢しらな顔をして大言壮語することに本能的な嫌悪感をもっている。業界紙ジャーナリストの最良の美質をあげるなら社会の木鐸とやらを打ち鳴らし、鬼の首でもとったような言説を弄する一般紙ジャーナリストの傲岸と愚かしさから、自覚的に最も遠く隔たっていることであろう。私が業界紙の世界に強い心情的共感を寄せるのは彼らのこうした屈折まじりの心映えにあるのかもしれない」
▼氏はまた「宝石、国防、葬儀、玩具、コンニャクなどなど業界の数だけ業界紙があり、なんと3,500紙あまりの新聞が群雄割拠している」。これは日本社会の縮図でもあるわけだが、本紙もその端くれにぶら下がる中小零細のファミリー企業だけど、古紙を通して内外をみつめていきたいという夢と野心はある。
▼「専門家になりたかったら川を遡って海を渡れ」という言葉に最近、出会った。川を遡るとは歴史を学び、海を渡れとは海外にでかけよということで、これを戒めに努力したい。なお弊社の20周年記念祝賀会には100社、135名が出席していただける。紙上を借りてお礼申し上げたい。
2025年07月14日
コラム「虎視」
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2025年07月07日
コラム「虎視」
段ボール古紙の調達価格が、段原紙の市況上昇のなか、据え置かれている。段原紙は2017年以降、5回目となる値上げ[...]
2025年06月30日
コラム「虎視」
2015年に日本マテリオと共催して、古紙ジャーナル韓国ツアーを開催した。
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2025年06月23日
コラム「虎視」
韓国には業界紙というものが存在しないという。その理由は主に3つある。
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