▼5月末に開かれたアジア古紙国際会議では、20カ国超から160名が参加した。本紙は広告掲載などで協力してきたが、日本の古紙市場についてスピーチして欲しいとの依頼も受けた。日本の古紙をPRできればと安請け合いしたものの、途上の英語によるスピーチ。原稿作成に悪戦苦闘し、発音やイントネーションの調整にも幾度とない練習が必要だった。
▼何より難しかったのが業界特有の言い回し。例えば、古紙問屋を英語に直そうと辞書を引けば、Wholesaler(フォールセラー)やMerchant(マーチャント)にあたる。しかし、これはヤードをもたないブローカー的な立場の商売に近く、むしろPacker(パッカー)が適切だという。スピーチ直前までこうした修正に迫られ、これも前日に食事した海外駐在の日本人の方からのアドバイスだった。
▼スピーチ後、出席者の7、8名が歩み寄ってきて「面白い内容だった」、「タイから購読したい」などと言われ、正直驚いた。内容が伝わっていた証拠だろう。ひとつ残念なのは日本から出席した問屋が、スピーカーとして出た兼子の一社だけ。世界中の同業者やバイヤーと情報交換し、国際マーケットの動静を直に感じられる絶好の機会だったが。
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