▼先月中国を訪れた際に興味深かったのが、日本テトラパックの常務の鈴木靖浩氏の話。上海、北京などの4工場で年間40万トンの紙パックを加工生産しているが、同時に使用済み紙パックの回収事業も進めているという。年間13万トンもの量が集まり、2015年までに20万トンの回収量を集めたいと意欲的だった。
▼どうやって集めるのかと聞くと、中国では一般消費者に分別排出を求めるのは困難であるので、拾い屋さんによる人海戦術。混載回収されたごみ・資源物はまず一次段階で、古紙やプラなどの有価物が抜かれる(紙パックは価値がまだ認められていない)。その捨てられたものから、二次段階で紙パックを抜く。拾い屋さんから集めるネットワークが奏功し、相当量が集まってきたそうだ。
▼紙パックは消費先も限られ、家庭紙向けではない。パルプものが主流という理由もあるが、中国の紙パックは未晒の層があるので、白色を出せないというのが主因。アルミ分を混ぜたまま建材として利用することもあれば、パルプ化して未晒パルプとして販売することもある。集まった紙パックの価格はベール品でトン1,200元(工場着値)と、1,500元〜の新聞古紙などに比べて安価なことにも驚かされた。
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