2018年5月14日 オピニオン » 1278号

コラム「虎視」

コラム「虎視」

▼1970年代は、新聞古紙は主に板紙向けに使用されており、7割以上を占めていた。それがDIP(脱墨パルプ)設備の普及によって紙向け利用が増加。2000年には紙向けと板紙向けの比率は逆転し、紙向けが7割、板紙向けが3割となった。

▼雑誌古紙もその流れを継承。DIP設備の向上により、2000年前後から残本や雑誌の洋紙向け利用が拡大。これまでほとんど板紙向けだった雑誌・残本の紙向け消費が急増した。またこの消費用途拡大により、雑誌古紙の回収が促進され、問屋・メーカーともにプラスとなった。しかし6年から一転して減少。これは需給双方の問題で、①雑誌の発行部数が98年以降減少、②洋紙の生産量が減少、③雑誌の品7が雑がみ化、④禁忌品の混入が相次いだー等の問題があった。

▼国内消費が減少した日本の雑誌古紙を、上手く使っていたのが中国。欧米品より高品質で、上物よりも安価という理由からだ。しかし中国は今年からMIX古紙の輸入を禁止。現在は品質が高い一部を、OMGとして輸入するに留まる。既に昨年から、日本国内の雑誌古紙の回収率は低下。国内消費量はやや増加しているが、需給バランスが取れるほどではない。日本の雑誌はどこに向かうのか。

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