
先日、奈良の異業種交流会で講演を行った。独立して事業を行っている経営者やデザイナー、医者や教員、飲食店の店主、市役所の職員等、多彩な顔触れだった。
古紙業界に精通しているわけではないので「古紙とは何か」、「紙リサイクルの仕組み」等の基礎的なことから説明を行った。
そこで最も大きな反響があったのは、「紙マークが付いているからと言って全てリサイクルが出来る訳ではない」ということだった。
一般市民目線では『紙マークが付いている物は当然リサイクルが出来る』という認識だ。しかしこれは商品の原料構成を示すマークであり、紙60%とプラ40%の複合素材でも紙マークが付いている。このような複合素材は当然ながら、製紙原料には向かない。
容リ法の本格施行前に、PETボトルリサイクルでは、各飲料メーカーがカラーボトルの製造・使用を自主的に禁止した。これによって日本の廃PETボトルは透明で、その後のリサイクル率の向上に大きく寄与した。
紙製容器包装でも、製造メーカーが複合素材を自主規制する必要がある。複合素材を大量に生産しながら、環境やリサイクルを訴えるのは話が違う。今後は容器がリサイクル出来るか出来ないかで、商品を選ばれる時代が来るだろう。
2026年10月12日
コラム「虎視」
先週号でレンゴーの売上高1兆円達成を報道した。今期も売上高8.1%増を見込んでおり、製紙2位の座も視野に入る。[...]
2026年10月05日
コラム「虎視」
王子マテリア・中津川工場は元中央板紙の工場で、昨年は中芯原紙を12万5千トン生産。02年に王子グループとなり、[...]
2026年09月28日
コラム「虎視」
20代の頃、東京のコンビニエンスストアで5年ほど夜間アルバイトをしていた。
東京・霞が関の店舗で[...]
2026年09月21日
コラム「虎視」
今回の記事で取り上げたのが米国のサーキュラーサービス。米国内で35ヵ所のMRF施設(資源物選別工場)を運営して[...]