昨年11月、古紙の輸出市況が異常な急上昇をみせた。中国発の狂乱相場で、日本から段ボール古紙(OCC)の輸出価格は、1カ月で25ドル/トン超も上昇し、米国品を上回った。中国国内の段ボール古紙価格も2,000元/トン(=約33円/キロ)を付ける。原燃料の上昇で、段原紙や段ボール製品への価格転嫁が進み、製品価格は前年比3~4割上昇している。売り渋りやパニック買いが拍車をかけた側面もあり、複合的な要因が...
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