海外動向の記事一覧

2022年5月23日 海外動向 » 1476号

【2020年の世界主要国の古紙、紙・板紙需給】
コロナ禍で世界の製紙・古紙需給が変調

　2020年の世界主要国の古紙需給及び紙・板紙需給をまとめた。集計にタイムラグがあるので、世界的にコロナ禍の第一波に見舞われた初年時のデータだ。世界の紙・板紙生産量は前年比3.4％減の3億9854万トン、紙・板紙消費は3 […]

2022年5月16日 市場データ 海外動向 » 1475号

【2021年 中国の製紙・古紙需給】
古紙回収量が1千万㌧増、回収率も50％台に
紙・板紙の需要堅調、今年は一転し減速懸念も

　中国造紙協会による2021年の紙・板紙統計の確報が公表された。コロナ禍からいち早く経済を回復軌道に乗せた中国は、紙・板紙の生産・消費ともに伸ばし過去最多を更新した。古紙を全面輸入禁止した最初の年であったが、国内の古紙回 […]

2022年5月2日 市場データ 海外動向 » 1474号

【2021年のアジアの古紙輸入】
輸入量17％増、ベトナムのみ減少
6ヵ国で米国が最大シェア占める

　アジア8ヵ国における2021年の古紙輸入量データをまとめた（ベトナムの詳細は1466号参照）。昨年初頭から古紙を輸入禁止にした中国は除いた。8ヵ国の古紙輸入量の合計は2078万トンで対前年比17％増。8ヵ国のうち7ヵ国 […]

2022年4月4日 市場データ 海外動向 »  1470号

【ポスト中国】
米国は21年、英国は20年からインドが最多輸出国
日本はベトナムが最多、3国計はタイが2.5倍に

　世界の3大古紙輸出国である米国・英国・日本において、ポスト中国としてどの国が台頭しているのか調査した。米国・英国はインドが最多輸出国となったが、日本はベトナムが最多となっている。3国の輸出量の合計では、インド・ベトナム […]

2022年3月14日 海外動向 » 1467号

【ロシア製紙関連】
パルプ216万トン・チップ288万トン
紙・板紙328万トンを輸出する製紙大国

　ロシア・ウクライナ情勢は悪化の一途を辿っている。国際法を無視したロシアの横暴は許されない行為。各国が経済制裁を実施する中で、製紙・古紙関連にどのような影響を及ぼすのか。データを元に分析したい。 　2019年のロシアの紙 […]

2022年3月7日 市場データ 海外動向 »  1466号

【ベトナムの古紙輸入量】
需要増の中、日本からの輸入量は横ばい
製紙メーカー・商社は競合多数の市場に

　古紙の最大の輸出相手国だったベトナムの2021年の実績データから需要動向を分析したい。ベトナムの21年の古紙輸入量は289万トンで対前年同期比14.4％増。9割近くを段ボール古紙が占めるが、今年から輸入禁止となったその […]

2022年3月7日 海外動向 1466号

【ロシア回想】
15年と16年にウラジオストクを訪問
ロシア人の9割はプーチン支持とも

　2015年と16年の2回、ロシアを訪問した。ロシアと言っても極東のウラジオストクやナホトカ近郊で、首都のモスクワとはほど遠い。ウラジオストクは日本から最も近い欧州とも言われている。五木寛之著の「青年は荒野を目指す」では […]

2022年2月28日 海外動向 1465号

【アジア特集韓国②】
古紙輸入国で輸出国の特殊性を持つ
昨年のＭＩＸ古紙輸入は86.６％減

　ポスト中国としてアジア各国の製紙・古紙事情を分析するアジア特集。前回、韓国の製紙の状況に触れたので、今回は韓国の古紙の状況について。古紙輸入国であり輸出国であるという特殊性を持つ。 　韓国は以前から古紙の輸入国でありな […]

2022年2月14日 古紙ジャーナル記事 海外動向 » 1463号

【アジア特集韓国①】
段原紙は生産・消費・輸出が増加
新聞用紙生産はピーク比65％減少

　2020年末に中国が古紙を禁輸した影響で、日本の古紙輸出国が分散化している。現在の主要輸出国はベトナム、台湾、韓国、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン等。それに加えて、まだ現在の輸出量は少量だが、今後の大きな可 […]

2022年2月7日 海外動向 »  1462号

【中国の環境政策】
ドライ古紙パルプの輸入規制強化
２ヵ月で4379トンが返品に

　中国税関総局によると、22年1月17日に杭州税関において、計1910トンの古紙パルプが税関検査で輸入が認められず、シップバックとなった。関係者の話では、タイからの輸入品と見られている。21年12月16日にも同様に、同じ […]

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