海外動向の記事一覧

2022年9月19日 古紙価格・製品市況 市場データ 海外動向 »  1492号

【ベトナム 製紙・古紙】
古紙回収率は31％で停滞、輸入古紙に頼る
日本からの古紙輸出はＡＣＮがトップ(対前年４割減)

　今や日本から最大の古紙輸出相手国となったベトナムは、段原紙マシンの増設ラッシュが続いている。ベトナムの紙・板紙生産量のうち段原紙生産量が占める割合は77％とかなり高い。12年から20年にかけて段原紙生産量は105万トン […]

2022年9月19日 市場データ 海外動向 »  1492号

【古紙国際市況】
米国OCC(#12)、200㌦割る
20年11月以来、1年10ヵ月ぶり

米国古紙市況 　ついに米国OCC（＃12・選別段ボール古紙）の輸出価格も200ドルを割ってきた。2020年12月から200ドル台に乗せ、21年・22年は断続的に300ドル台をキープするなど高価格帯が続いていたが、7月から […]

2022年9月19日 海外動向 1492号

【SCGパッケージング】
欧米の古紙サプライヤーを相次ぎ買収
年間440万トンを消費し供給源確保

　タイの大手段ボール原紙・段ボールメーカーであるSCGパッケージング（サイアム・セメント・グループ）が欧米の古紙商社を相次ぎ傘下に入れている。今月、米国の老舗輸出商社であるジョーダン・トレーディングの株式90.1％を取得 […]

2022年9月12日 企業動向 海外動向 1491号

【ベトナム バクニン】
中小製紙メーカー300社ほどが林立する
様々な問題を抱えるも製紙業発展を後押し

　8月中旬、ベトナム・バクニン省の「ペーパービレッジ」を訪問した。バクニンは日本の富士地区や以前の中国・富陽地区のように、中小製紙メーカーが集積する地域。関係者によるとバクニン地域は、ベトナムの紙・板紙生産の約20％を担 […]

2022年9月5日 古紙価格・製品市況 海外動向 »  1490号

【海外の新聞用紙市場の分析レポートより】
インドと中国が新聞用紙の輸入紙を巡り争奪戦
未曾有の新聞古紙価格上昇の原因に、再上昇は？

　世界の新聞用紙の年間消費量は1300万トン余り。コロナ禍でデジタル化に拍車がかかり、今や日本は世界最大の消費国だ。一方で、新聞用紙の国内自給率が低いインドや中国は、ロシア発の供給不安から海外の輸入紙を奪い合う構図となっ […]

2022年8月29日 海外動向 »  1489号

【ベトチーペーパー】
ベトナム最古の製紙メーカー(元国営企業)を見学
段原紙マシンを新設、日本古紙の購入増

　8月上旬～中旬にかけてベトナム視察旅行に出掛けた。訪問したのはベトチーペーパー・コアレックスＪＰ・バクニン市の中小段原紙メーカー5社・古紙ヤード・木質ペレット工場で、数回に渡ってベトナム特集を行う。第1弾の今回は、「ベ […]

2022年8月29日 海外動向 » 1489号

【ベトナム】
ドイモイ政策で経済自由化へ
製紙業発展も古紙回収が課題

地理的背景 　ベトナムは南北2000キロに及ぶ細長い国で、北は中国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接する。また南シナ海に面しており、フィリピンやブルネイ、インドネシア、そしてマレー半島のマレーシアやタイと相対する。 […]

2022年8月8日 古紙価格・製品市況 海外動向 » 1487号

【段ボール古紙輸出市況】
欧州品、リーマンショック並の暴落
日本品も軟化、国内建値を割り込む

　欧州ＯＣＣ（90ー10）の価格下落が著しい。6月中旬は265ドルだったが、8月上旬では165ドルに下落しており、わずか2ヵ月弱で100ドルの下落となっている。これはリーマンショック後に匹敵する暴落と呼べるかもしれない。 […]

2022年6月6日 市場データ 海外動向 1478号

【新聞】
ロシアの新聞用紙供給不安で韓国に注文殺到
日本の新聞古紙輸出価格は34円、更に上昇予想

　ロシアによる新聞用紙の輸出が滞り、韓国・タイ・インドネシア・マレーシア等に代替生産の依頼が増え、新聞用紙の輸出価格も急騰している。特にオーダーが殺到しているのが韓国の新聞用紙メーカーで、フル生産体制に入ろうとしているが […]

2022年5月23日 海外動向 » 1476号

【2020年の世界主要国の古紙、紙・板紙需給】
コロナ禍で世界の製紙・古紙需給が変調

　2020年の世界主要国の古紙需給及び紙・板紙需給をまとめた。集計にタイムラグがあるので、世界的にコロナ禍の第一波に見舞われた初年時のデータだ。世界の紙・板紙生産量は前年比3.4％減の3億9854万トン、紙・板紙消費は3 […]

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