
▼2002年以降、日本の古紙需給ギャップは、中国の脅威的な製紙産業の成長によって解消された。90年代から各自治体がごみ減量・リサイクル推進に取り組んだことで、古紙は必要以上に集まり、問屋は余剰問題に悩まされた。最も厳しかった時には、雑誌古紙は0円以下の逆有償価格となった。各問屋はメーカー詣でを繰り返すが、「タダでもいらない」と断られることも多かったという。
▼全原連の栗原理事長は、以前から「余剰時の対策」を掲げてきた。仮に一ヵ月でも、何らかの原因で古紙輸出がストップすれば、30~40万トンの古紙がたちまち溢れてしまう。非常時に備えて置き場の拡充を進めると共に、日本品の優位性を保つために、業界が一丸となって各優良性評価事業に取り組んできた。
▼しかし、その何らかの原因が現実化しつつある。需給の乱れではなく、戦争が起きた訳でもない。中国が進める環境政策のナショナルソードにより、古紙や再生資源の輸入を前倒しでストップし始めたからである。「欲しいのに買えない」「割高でキロ45円の中国の国内古紙を買わざるを得ない」という中国メーカーの声が聞こえる。他国ではあり得ない事態が起こるのが中国。カントリーリスクの怖さを思い知らされる。
2026年02月16日
コラム「虎視」
2月8日、第51回衆議院議員総選挙が投開票され、結果的には自民党の歴史的大勝に終わった。この国政選挙の投票用紙[...]
2026年02月09日
コラム「虎視」
紙製容器包装の回収は、容器リサイクル法の制定と同時に始まった。当時から28年が経過したが、紙製容器包装の回収率[...]
2026年02月02日
コラム「虎視」
小学館の文芸誌であるGOATが異例の売れ行きをみせている。文芸誌は、新人作家の発掘や単行本化の動線、文壇での評[...]
2026年02月02日
ちょっとブレイク
うちの娘は2010年の生まれだが、この年から新たにα(アルファ)世代と呼ばれるという。10年はiPadやインス[...]