
▼中国の国内古紙が、いわば狂乱相場の様相を呈している。九月に段ボール古紙が二千八百元/トン台(=四十七円/キロ前後)を付け昨年の約二倍まで跳ね上がった。中国政府に輸入ライセンス枠を絞られた製紙メーカーが国内品へ殺到したためである。順調に段原紙価格に転嫁が進んだことも原料高の一因で、値上げサイクルを繰り返している。
▼先日公表のナインドラゴンの六月末の中間決算によると、利益が前年の約四倍まで伸長。九月頭には今年四度目となる原紙値上げを実施済みだ。世界的に段原紙と段ボールの生産一貫化進むが、これに中国は逆行。二大メーカーであるナインドラゴンとリー&マンは、段ボールの加工分野をもたず段原紙生産に徹する。エンドユーザーとの接点を欠くからこそ、果敢な値上げに踏み切れるのだろう。
▼だが、こうした一方的にも映る商売が永続するのだろうか。中国のネット通販最大手のアリババは、一日に五千五百万個のパッケージを使い、包装資材のコストも大きい。現に創業者のジャック・マー氏は「二〇二〇年までにパッケージを五〇%減らす」と表明。エアーキャップでの配送も増え始めたといい、他パッケージに切り替えが進めば、いずれ段原紙が供給過剰に陥っても不思議ではない。
2026年02月16日
コラム「虎視」
2月8日、第51回衆議院議員総選挙が投開票され、結果的には自民党の歴史的大勝に終わった。この国政選挙の投票用紙[...]
2026年02月09日
コラム「虎視」
紙製容器包装の回収は、容器リサイクル法の制定と同時に始まった。当時から28年が経過したが、紙製容器包装の回収率[...]
2026年02月02日
コラム「虎視」
小学館の文芸誌であるGOATが異例の売れ行きをみせている。文芸誌は、新人作家の発掘や単行本化の動線、文壇での評[...]
2026年02月02日
ちょっとブレイク
うちの娘は2010年の生まれだが、この年から新たにα(アルファ)世代と呼ばれるという。10年はiPadやインス[...]