
▼中国の再生資源の輸入停滞で古紙以上に深刻なのが廃プラだ。古紙は日本で回収された量の約2割が輸出されるが、廃プラはその8割が輸出に回る。しかも中国向けが香港ルートを含めて9割と、依存度も高い。中国リスクから、輸出が止まる事態を想定していたという廃プラ商社も少なくない。
▼ごみに限りなく近い、ぎりぎり有価物のようなものを中国はそれなりの値段を付けて買ってきた。これが古紙問屋や廃プラ業者にとって、いわば「稼ぎ頭」だったわけだ。他のアジア諸国に比べても中国の受け入れ基準は極めて甘かった。日本国内では再生原料として到底、流通し得ないようなものである。中国が本格的に環境汚染対策に乗り出す中で、いずれ突き返されるのは時間の問題だった。
▼来年の輸入禁止に向け、中国政府の強硬姿勢が和らぐ気配はない。輸入量は激減するだろう。問題は、逆流してきたMIX古紙や廃プラがどこへ向かうか。東南アジアや日本国内でのマテリアル利用を増やすには品質改善が欠かせない。またサーマル利用がどこまで受け皿になり得るかも未知数だ。一部は産廃化やごみ化も避けられないだろう。今後数年で、再生資源・廃棄物の市場が一変する可能性がある。もはや「ナショナル騒動」と化しつつある。
2026年05月18日【アルミ価格】過去最高値を毎月更新中アルミ缶(プレス)は400円台
2026年05月25日【創業100年 古紙問屋】創業100年を超える古紙問屋は全国で計47社関東・中部(北陸・信越含む)が多いがルーツは各社各様
2026年05月18日【㈱斎藤英次商店・斎藤大介社長インタビュー】「大本紙料の修行とラグビー挫折が人生経験に繋がる」「ドラッガーからマーケティングを学び新規事業に」
2026年05月25日【古着・古布価格】マレーシア一極化が進む仕入・販売価格共に下落
2024年06月24日【2030年・2040年予測】2030年は紙・板紙消費18%減、古紙22%減新聞用紙と印刷・情報用紙は6年後に約4割減
2026年05月25日
コラム「虎視」
3面に記載しているが、中部商組の石川理事長が退任し、新たに河村商事・河村社長が新理事長に就任した。石川理事長は[...]
2026年05月18日
コラム「虎視」
今回のインタビューが興味深い話だったので、他の古紙問屋で修行した経営者をピックアップしてみた。
[...]
2026年05月18日
ちょっとブレイク
現在、日本全国には引きこもりが146万人いるという。これは約50人に1人が引きこもっている計算になる。引きこも[...]
2026年05月11日
コラム「虎視」
懇意にしている古紙業者からこんな依頼を受けた。「息子が大学の卒論で古紙回収の変遷をテーマにしているので協力して[...]