二〇一五年末まで一本調子で続いた為替の円安基調が、古紙輸出価格の上昇ドライブとなってきた。まさに為替バブルの様相だったが、年初からの円高反転で、その潮目も変わりつつある。四月中旬までに年初比で一ドル十二円前後の円高が進み、円建ての問屋手取りはキロあたり約二・四円下がった。ドル価の取引価格も下落基調に転じる中、国内でもGW休暇に伴うマシン休転などで発注を絞るため、五月が需給調整のヤマ場となってきそ...
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