▼横浜市は昨年4月から古紙、古布、プラスチック製容器包装(容リプラ)の分別収集(行政回収)を市内全域で始めた。初年度の収集量は古紙5万8,641トン、古布8,929トン、容リプラ4万5,778トン。古紙と古布は月1回、容リプラは週1回の収集である。
▼古紙では、新聞、段ボール、紙パック並びに雑誌とその他紙(雑がみ)を集めているが、雑がみに油紙などの禁忌品が混入していることから物議を醸した。この雑がみの品質問題ともに、四半期ごとの入札システムは地元の古紙問屋の不評を買っている。今年7月には「収集量の約1割が所在不明で、落札業者2社が数量を過少申告していた」ことが明らかになった。市のヤードに計量スケールがなく、数量確認を業者任せにしていたことが原因だった。
▼こうした出来事があったが、横浜市民は市のG30プランを支援。市民の協力もあって、平成22年度における全市のごみ排出量を13年度に対し30%削減するというG30プランを5年も前倒しで昨年度実現した。今回、昨年度の集団回収量を聴いてびっくり。前年より4万トンも増えていたからだ。資源循環局によると今年さらに増えているという。横浜市民がリサイクルに目覚めた!
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