
外国人技能実習制度は過渡期で、現在は法改正に向けて協議を重ねている。今後は、①現行制度を廃止し、人材確保・育成を目的とする新たな制度を創設、②対象職種・分野の追加と見直し、③受け入れプロセスの透明化、④転籍制度の検討、⑤管理・支援体制の向上、⑥日本語能力の向上に向けた仕組み作りー等を目指す。
▼対象職種・分野の大幅な追加・見直しが協議項目に設けられており、今後古紙や廃棄物業界においても、対象職種に入ることが期待されている。ちなみに関連職種としては、21年1月からRPF製造業で外国人技能実習生を雇用出来るようになった。しかし雇用する企業は、①JIS規格認証または月間300トン以上の生産能力許可を取得、②安全管理者または安全衛生推進者を選任、③安全衛生委員会を設置、④日本RPF工業会が定める安全衛生規定を制定ーという4つの条件を全て満たさないと受け入れができない。
▼古紙・廃棄物業界が対象職種になれば、人手不足の解消に繋がるだけでなく、アジアや海外との環境ネットワークという意味で可能性が拡がる。リサイクル分野で育成した外国人が祖国に帰国し、のれん分けのように古紙・廃棄物ヤードを開設する。そんな狙いを持つ大手業者も増えるか。
2025年12月22日
コラム「虎視」
風光明媚な庭園に囲まれたDIC河村記念美術館(千葉県佐倉市)が、今年3月末でその歴史に幕を下ろした。20世紀美[...]
2025年12月15日
コラム「虎視」
高3の息子は奈良高専の情報工学科に通っているが、今週、社会見学活動で大阪府警を訪問する。「サイバー攻撃やサイバ[...]
2025年12月08日
コラム「虎視」
03年に高良・高橋常務、古紙ジャーナル創業者の父、私の3人で、愛媛県の常裕パルプ工業を訪問した。そこで古紙パル[...]
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]