▼札幌市が今7月から家庭ごみの有料化とセットで、資源ごみの分別収集を開始した。資源ごみのひとつに雑がみが対象になっており、これで18大都市のうち古紙の分別収集を実施している大都市は11都市に拡がった。残る7都市は浜松市を除くとすべて西日本。東日本と西日本のごみ行政の違いが古紙の分別収集の有無に反映されている?
▼古紙の分別収集といっても、古紙全般を対象にする場合と、川崎、札幌は雑がみのみで、名古屋は容リ法に基づき紙製容器包装を分別収集。一般の古紙は集団回収や学区回収などに依存している。ところで家庭ごみの有料化に踏みきったのは、昨年の新潟、仙台に続き札幌は6番目。すでに実施しているのは京都、福岡、北九州で、こちらは西日本が先駆けだ。
▼札幌市はごみ減量・リサイクルを推進するため、昨3月にスリムシティさっぽろ計画を策定。焼却ごみを24万トン削減するなどの具体的な目標を掲げている。同市のごみ排出量は平成18年度で85万トン。内訳は家庭系48万5,000トン、事業系36万7,000トン。平成8年度からみると28%減の目標だ。市の調査によると7月だけで燃やせるごみは42%、燃やせないごみは81%の各減だった。早期達成の期待も。
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