▼前号で札幌市が7月から雑がみの分別収集を始めたことを報道したが、7月の回収量は1,891トンだった。年間では2万トン以上集まるか。古紙再生センターのアンケート調査(全国の1,300市区町村から)によると、雑がみの取り扱いはおおむね①可燃ごみで排出②雑誌に含めて排出③雑がみに区分して排出の3通り。比率は①が42%②が31%③が18%。まだごみで排出されている比率が高いものの、②と③を足すと①を上回るから、雑がみ収集が浸透し、市民権を持ってきたことは確か。
▼大都市でも徹底しているのが名古屋市だろう。雑がみの一部である、その他紙製容器包装を容リ協会ルートで収集。つまり紙のリサイクルマークの付いた容器包装は協会ルートで収集する一方、マークの付いていない雑がみを集団回収で集めているからだ。市は平成17年度から集団回収の際に雑がみを新聞、雑誌、段ボールと一緒に出すように指導している。市のデータによると雑がみは雑誌全体の25%前後を占めている。
▼地域別にみると、雑がみを可燃ごみとして排出している自治体が少ないのが関東23%と中部32%で、多いのが北海道61%と近畿62%。古紙の分別収集の普及度(後者が低い)と大いに関係がありそうだ。
2023年11月27日
コラム「虎視」
外国人技能実習制度は過渡期で、現在は法改正に向けて協議を重ねている。今後は、①現行制度を廃止し、人材確保・育成[...]
2023年11月20日
コラム「虎視」
今夏、日本政策投資銀行の方々が奈良の本紙事務所に来社した。古紙業界のM&Aの問い合せや案件が増えていることや、[...]
2023年11月20日
ちょっとブレイク
私が小学校6年生の時の修学旅行では、その前日に阪神タイガースが球団史上初の日本一に輝いたことで、お祭りムード一[...]
2023年11月13日
コラム「虎視」
大阪紙工所という会社が大阪市の玉造にあった。近くには紙加工の工場が数多くあったところである。昔から鶴橋・玉造・[...]