
▼昨年は国慶節後に古紙の輸出価格が大暴落した。リーマンショックによる世界同時不況が古紙を含めた再生資源物全般の国際市況にも波及し、大幅な値引き要求やキャンセルの嵐が吹き荒れた。あれから1年。その後遺症も癒えつつあるが、日本の古紙の輸出市況の戻りは米国に比べて遅い。
▼この理由としていくつか挙げられよう。ひとつが1ドル90円前後まで上昇した為替の円高による手取り減。昨秋は105円前後だった。ふたつ目が国内製紙の大幅な消費減による需給ギャップの拡大。この結果、輸出数量は過去最高の年間500万トンに迫る勢いだが、これが価格と連動しない。米国は輸出が伸びるのは市況が強い時。価格次第で輸出が増える米国に対し、需給次第で輸出が増えるのが日本というわけだ。
▼今年の国慶節明けの市況はいたって安定している。今年は建国60周年に当たり、盛大な式典なども開催され、中国にとって世界に経済の回復状況をPRする絶好の機会でもあった。ただ金融機関の休業でLCが一時開けないというような一幕もあったけれど。ともあれ日本の古紙の輸出市況は米国次第。国慶節後の西海岸は強くなってきているので、関東商組の11月積み輸出商談(問屋手取り)はおそらく反発するだろう。
2026年03月09日
コラム「虎視」
昨年から今年にかけて、パック連の主催による紙パック回収システム強化検討会が3回にわたって行われた。これまでの紙[...]
2026年03月02日
コラム「虎視」
2015年7月に発刊された「コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業」は、同年の青少年読書感想文全国コンクールの[...]
2026年02月23日
コラム「虎視」
これまで20年にわたって各国貿易統計のデータを取得していたのが、ジェトロ(日本貿易振興機構)のビジネスライブラ[...]
2026年02月16日
コラム「虎視」
2月8日、第51回衆議院議員総選挙が投開票され、結果的には自民党の歴史的大勝に終わった。この国政選挙の投票用紙[...]