
▼十二月上旬に中国の珠海で催されたRISIの古紙会議に出席。百名近くが参加し、日本勢はKPP、トーチインターナショナル、阪和興業、宮崎という顔ぶれだった。KPPの中道徹氏はスピーカーとして登壇しプレゼンを中国語、ディスカッションを英語で行う巧みな対話力が光った。中国の古紙価格が暴騰したタイミングで、やはり今後の市況動向に関心が集まった。
▼「長く続くことはない」「異常な相場」との声が上がり、早期に平常化するとの見方が強かった。今回、露呈したのは、中国国内で古紙回収量が増えたことのリスクだ。韓進海運の破綻で、輸入古紙の供給が滞った。そこへ地元問屋は戦略的に売り渋りに出た。春節前の需要期と重なり、焦った大手製紙メーカーが限られた玉に殺到。狂乱相場を招く結果となった。
▼米国からの参加者には国内市況やトランプ政権の影響を訊いてみた。製紙は経済が良くなれば消費も伸びるし、彼はビジネスマンなので悪い方向にはいかないと楽観的だ。また米国の国内価格は、輸出相場に追随することなく二極化。年に一度、価格を決めて値上げ交渉はほぼないという。米国では段原紙への転抄、アジアでも増設が続くため、今後も古紙の供給不足に陥る場面は頻発しそうだ。
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