2019年11月25日 市場データ »  1354号

【連載③】国内段原紙・古紙市況は持続可能か?
カルテル発覚後、大手一貫メーカーが戦略転換
消耗戦からM&A加速、原紙の過剰設備が懸念材料に

大手一貫メーカーのグループ会社(段ボール関連事業に限る)

 段ボール業界に激震が走ったのが、2012年6月の公正取引委員会による一斉調査だった。その後、製品への価格転嫁が難しくなり、古紙価格との三位一体も薄れた。一時は各社が再びシェア争い、安売りへひた走ることも危惧された。だが、未曽有の古紙市況高騰を受け、大手一貫ではなく専抄メーカーが値上げを主導。「段ボール原紙高」ありきの価格体系がうまれた。そして大手一貫メーカーは戦略を大きく転換。段ボール市況や値上...

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