【国内メーカーの古紙調達】
輸出原紙向け見据え、建値以下の購入拡がる

段原紙・段ボール古紙の輸出比率の変化

 11月に入り、製紙メーカーの間で一部の古紙の調達価格を大幅に下げる動きが目立ち始めた。現在、段ボール古紙の輸出価格は、キロ5円前後(問屋店頭)。古紙ヤードが港まで遠いなど積荷条件の悪い地域では、3~4円の単価も珍しくない。輸出市況の続落を受けて国内メーカーの調達にも変化が生じ始めたのだ。  国内メーカーは段ボール古紙の一部を国内建値18円と輸出価格の間の価格帯で調達。中には6~8円の価格で購入...

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