
▼機密抹消国際セミナーのために来日した二人の祖国の米国とフランスで、前後するようにテロの惨劇が起こった。日本では何事もなかったかのように、平穏な日常が続いている。ジャン・ルック氏が「安全に地下鉄に乗れる、日本のセキュリティレベルは素晴らしい」と讃えたように、海外とのセキュリティに対する意識の差は大きい。
▼米国では、個人情報の漏えいによって、他人のIDやカード番号などを使った「なりすまし詐欺」が横行。機密情報を有する企業が高額な罰金を支払い、最終的に責任を負うことも、個人主義が浸透した社会ならではなのであろう。米国の古紙回収量は日本の二倍ちょっとだが、機密抹消の市場規模は二十倍以上。情報のリスク管理で、相応の社会コストを支払わなければならないわけだ。
▼日本の機密処理は、輸送と抹消、破砕と溶解というように分業が定着した。いわば多様で協調的な市場だが、弱点は責任の所在のあいまいさ。ことさら不安を煽り、高額な処理費の請求がまかり通ることも本意ではないが、価格競争に陥った挙げ句、機密文書を有価で買い取る構図もどこか不自然である。安心・安全な社会に麻痺せず、機密抹消の対価がきちんと支払われる市場の形成が求められる。
2026年06月29日
コラム「虎視」
サッカーW杯の日本対スウェーデン戦を現地に観に行くが、米国のリサイクル業者2社への訪問も予定している。
[...]
2026年06月22日
コラム「虎視」
古紙再生促進センターでは、2025年から雑がみの掘り起こし活動として「雑がみさまを探せ!」と題した様々な啓発活[...]
2026年06月22日
ちょっとブレイク
この号が読まれている頃、私は米国の地に降り立っているか、または米国に向かう空の上だろう。以前のコラムで書いたが[...]
2026年06月15日
コラム「虎視」
牛乳パックの回収が世の中に広まったのはもう40年以上前だ。当時は、飲み終わった牛乳パックを製紙原料として使うと[...]