2004年9月13日 オピニオン » 606号

コラム「虎視」 606号

コラム「虎視」

▼中国の国家品質監督検査検疫総局によると「廃棄物原料(古紙などの再生資源)の中国への輸出は、11月1日から業者登録制に移行する。登録し許可を受けていない業者(企業)は中国に輸出できない」としている。輸出企業の申請書類の提出は8月1日で締め切られたが、世界各国から同局に申請書類が提出された。受理された企業数は9月3日の時点で,3000社に及んでおり、この3,000社の社名、国名、輸出品目などが受理された順番に同局のホームページ上で公開されている。

▼3,000社のうち廃紙(古紙)を扱うとした日本の企業数は約140社。このうち古紙問屋と確認されるのがおよそ30社で、全体の5分の1にすぎない。残りの大半が内外の貿易会社だ。貿易会社といっても、日本に籍を置く外貿公司(中国系の貿易会社)が数では圧倒的に多いようだ。

▼この登録制への移行は当初、7月からの実施予定だったが、各国の書類申請が遅れ、6月に殺到したことから中国側の審査体制が間に合わなかった。このため、4ヵ月実施が延期されたもので、書類申請の提出期限も8月1日まで引き延ばされた。ただ登録申請した企業数が3,000社(途中経過)と大変に多い。申請した企業がすべて申請-受理-許可になるのかどうか。

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