
▼中国の紙・板紙分野で年産100万トンを越える設備を持つ製紙メーカーは、洋紙で金東紙業とチェンミン、板紙でナインドラゴンの3社だったが、リー&マンの常熟工場6号機が完成したことで、100万トンメーカーの仲間入りを果たした。寧波中華紙業の白板紙70万トンマシンが完成すると、同社も100万トンメーカーになる。フワタイもあと数年で100万トンメーカーになるだろう。先行する金東、チェンミン、ナインドラゴンは100万トンに安住するどころか200万トン、300万トンを目指している。中国製紙の驚異的な大増産が続く。
▼最近まで知識がなかったのだが、広東省東莞市にあるジンファイという白板紙メーカーも、今夏30万トンの白板紙マシンが完成したばかりだが、すでに同能力の2号機の増設工事を始めたと伝える。まさにとどまるところを知らない。これだけの大増産に見合う市場があるのかどうか、当然、心配になるが、中国の関係者は楽観しているらしい。
▼中国は年間600万トンを越える紙・板紙を輸入している。段原紙と白板紙に限ってみても、昨年350万トンが輸入された。大増設によって輸入が減り、国内生産が取って代わるとみられている。となると、中国に板紙を輸出していた米国や韓国は打撃を受ける。
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