▼横浜市資源循環局のホームページを開いて「ごみ分別辞典」をクリックすると、50音順に分別収集できるごみと、そうでないごみを住民に細かく説明している。例えばア行では油紙は◎、カ行ではカップ麺の容器、紙コップ、紙皿が◎となっている。つまり、分別収集に出して良いというわけだ。この横浜市の分別基準によって集められたその他紙(ざつ紙)を、国内の板紙メーカーは品質が悪くて使えないとし、古紙再生促進センターは「禁忌品を混入している」として横浜市に改善を申し入れた。センターの主張は4面に掲載したので参考にして欲しい。
▼ところで横浜市が平成22年度における全市のごみ排出量を13年度に対し30%削減する「横浜G30プラン」を掲げたのが平成15年1月だった。今年4-7月のごみ排出量をみると37万トン、これを3倍すると年間では111万トン。平成13年度のごみ排出量が161万トンだったので、111万トンなら5年も前倒しでG30プランが実現する。
▼わずか3年で50万トンものごみ量が削減される見通しにあり、この成果をみて横浜市に続く自治体は増えそうだ。とくにざつ紙の分別収集が拡がると、横浜基準が波及しかねない。
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