▼今年は容リ法の見直し時期にあたる。以前から指摘している容リ法の問題点は、①プラスチックの再商品化コストが高止まり(再商品化委託料全体の九五%を占める)、②有償となっているペットボトルと紙製容器包装の扱い(ペットボトルは七年連続、紙製容器は三年連続で有償)、③マテリアルリサイクルが優先されるー等の問題がある。ペットボトルに関しては既に有償での扱いが七年間も続いているとはいえ、リーマンショック後の〇八年と価格が急落した昨年は再入札が行われた。この事例から、価格の変動が激しいので今回も外す対象にならないという見方が強い。また前回の見直し時、プラ製容器包装の再商品化手法に燃料化が追加されたが、現在までの実績はゼロだという。
▼先日、本紙で取り上げたのが、中部大学教授の武田邦彦氏の講演。「リサイクルはするな」等、リサイクルに対して否定的な氏の意見は至って単純。税金を使ってリサイクルをやるべきではないということが根底にある。また「補助金を貰っている企業は恥ずかしいと思え」「民間同士で成り立たない商売は商売にあらず、生かされていると思え」という手厳しい意見も。容リ法の見直し審議には、氏の様な歯に衣着せぬ物言いの著名人も呼んでほしい。
2025年04月14日
コラム「虎視」
17年に発刊された「アマゾンが描く2022年の世界、田中道昭著」という本に出てくる近未来像がある。無人コンビニ[...]
2025年04月07日
コラム「虎視」
概ね売上10億円以上の古紙問屋を対象に業況調査アンケートを実施したが、回答率は3割強にとどまった。経営状況の公[...]
2025年03月31日
コラム「虎視」
2018年から開始した中国のナショナルソードにより、鉄スクラップも輸入禁止となった。しかしその前から中国は世界[...]
2025年03月31日
ちょっとブレイク
読者から「サッカーのコラムを毎週書いて欲しい」という声を頂いた。さすがに毎週は無理だが、改めてサッカーファンが[...]