2008年1月28日 オピニオン » 772号

コラム「虎視」 772号

コラム「虎視」

▼年賀はがき用紙、コピー用紙などの再生紙に対する古紙配合率(公表より少ない)の偽装問題で、ある関係者から「余分に古紙を配合していたのじゃないのだからまだ救われる」という意見を聞いて、そんな見方もあるのかと変に感心してしまった。企業倫理やコンプライアンス(法令遵守)という観点からみれば、信頼を裏切ったことは同じ。

▼この問題を最初に報道したのはTBS。TBSに内部告発があったためだ。同社のニュース番組で本紙も電話取材を受けた。古紙不足とこの問題は関係あるのかとの質問だったが、古紙が足らないといったって、年賀はがきに使う古紙の数量は全体からみれば微々たるもので関係ないと答えた。

▼既報のように世田谷区で抜き取り業者12名全員が控訴審判決で有罪となった。この判決結果は重い。いまのところ抜き取り業者から古紙を買っていた問屋のコンプライアンスは問われていない、明らかに抜き取り品と分かるか疑わしきものは買わないという姿勢が今後、必要になってこよう。

▼ところで昨夏の大気汚染防止法の法令違反でも大手洋紙各社は横並び(データを改ざん)だったが、今回もしかり。1社でもきちんとしていたとなれば製紙業界のイメージは違ったと思われるだけに、残念。

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