2008年8月、車で名古屋市内から愛知県知多市にあるIHI知多・E&Mに向かっていた。同所はIHIと関商店の合弁会社で、RPFの大型製造施設だった(現在は閉鎖)。そこに向かう途中で偶然、オノセイ・東海リサイクルセンターの看板に目が留まった。
▼大きな看板にはこう書かれていた。「日本初のポイント制古紙回収を導入」。一般の消費者が持ってきた古紙の重量を量り、その重量によってポイントで還元する仕組みだ。車で台貫を通り、ゲートで端末にカードを差し込む。古紙を降ろす前後の重量差をカウントして、カードにポイントが付与される。500ポイント貯まると500円分の商品券が貰えるというもので、この時は1キロ3ポイントだった。
▼無人でも対応できるということで、これからの古紙の掘り起こしに一役買うだろうと感じた。翌週、これらの機械端末を開発・販売している㈱ジェネシスの柏本社長と面会し、三重県内でポイント制古紙回収システムを導入している3ヵ所の拠点を案内して貰った。この時から15年半。ポイント回収は大きな進化を遂げながら、全国で2000ヵ所以上に展開されている。次週以降、各社による最新のポイント回収の動向を特集したい。
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]
2024年11月04日
コラム「虎視」
生成AIの汎用ソフトが世に出て2年。ChatGPTはネット上の膨大なデータを解析して学習し、問題の解決策を示し[...]