昨年3月、スティングの大阪城ホールでのライブに出掛けた。スティングは世界的なアーティストで、数々の映画に楽曲を提供するなど、その活躍は70年代後半から現在まで色褪せることがない。
高校の美術教師だったスティングは、ジャズ好きで音楽活動も行っていた。地元の腕利きのミュージシャンで結成したポリスは瞬く間に人気を博し、教師からミュージシャンに転向した。現在でも多くのアーティストがカバーをしている『EVERY BREATH YOU TAKE、(邦題・見つめていたい)』は、名曲中の名曲である。
ポリスはその後84年に解散し、スティングはミュージシャン兼シンガーソングライターとして活躍。これまでに17回、グラミー賞を獲得している。
昨年3月の公演では、前座としてスティングの息子であるジョー・サムナーが歌とギターを披露。さすがは一流ミュージシャンの息子だった。しかし前座が1時間半も続いたので、会場が異様な雰囲気になった。「スティングのライブに来たつもりが、スティングの息子のライブか?」。「スティングの体調が良くないのか!?」と様々な不安がよぎる。しかし不安は全くの杞憂だった。公演開始から2時間後、満を持してスティングが登場。そこからアンコールを入れて2時間、会場は総立ちで熱狂の渦に包まれた。さすがは稀代のショーマンである。個人的には、前述の見つめていたいとフィールズ・オブ・ゴールドがお気に入りである。
2025年03月17日
コラム「虎視」
シリコンバレー発のGAFAなどの新興企業がもてはやされる陰で、米国の製造業は着実に衰退してきた。製造業付加価値[...]
2025年03月10日
コラム「虎視」
愛媛県四国中央市で紙づくりが始まったのは江戸時代半ばの1750年頃と言われている。豊富な水と原料に恵まれたこと[...]
2025年03月03日
コラム「虎視」
丸住製紙が今年3月末で新聞用紙の生産を終了する。花形だった新聞用紙事業は今は昔である。新聞の普及に大きな役割を[...]
2025年02月24日
コラム「虎視」
トランプ大統領の顧問を務めるイーロン・マスクは、南アフリカからカナダを経由して米国に移り住んだ移民の一人である[...]