昨秋の古紙の国際価格暴落から半年が経過した。この間の各種データを見ると、紙・板紙の生産・出荷の落ち込みが激しいのに比べ、古紙回収量の減少幅は比較的緩やかだ。国内の消費量が回復せず、購入カット分や問屋在庫分が輸出に振り向けられており、2月は輸出比率が大幅に上昇している。逆内外格差による価格体系の中、仕入れ価格でバランスを取りながら、回収量を確保しているようだ。 国内消費は大幅に減少 昨年10...
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