
▼偽装問題が発覚したあと、再生紙に占める乖離品の比率は全体の30%だった。その後の再調査で乖離品の比率は70%まで跳ね上がった。それまで洋紙メーカーにおける再生紙の生産量が不明だったが、同問題を契機に年間生産量が340万トンと分かった。ここでいう再生紙とは新聞用紙や家庭紙を除いた印刷・情報用紙と包装紙を指す。両品種(06年の生産量は1,254万トン)に占める再生紙の比率が27%に達することも分かった。
▼こうした再生紙に表示通りの古紙を配合すると古紙消費量が自ずと増える。当初は古紙配合率の高い再生紙の生産中止を決めたメーカーもあり、この問題が古紙消費にとってフォローとなるのかアゲイストになるのか、不明だった。同問題が落ち着いてみると、フォローになっている。新聞古紙の紙向け消費が今年、大きく伸びているからである。
▼1970年代後半まで新聞古紙消費の主役は板紙メーカーだった。ところがウッドショックを境に主役が変わり、洋紙メーカーに。中国の新聞古紙消費の主役は白板紙などの板紙メーカーで、洋紙向けのDIP(脱墨古紙パルプ)用途はまだ従。板紙に使用された新聞は新聞古紙として回収されない。これも新聞古紙不足に拍車を掛けている?
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