▼10月から仙台市全域で古紙の分別収集が開始される。同時に家庭ごみの有料化にも乗りだすので、セットでスタートする。東京23区の特別区を含めた18大都市で、セットで実施しているのは新潟市と仙台市だけ。古紙の分別収集の実施(名古屋市は紙製容器、川崎市は雑がみだけだが)としては仙台市が10番目となり、残るは札幌、浜松、京都、大阪、堺、神戸、福岡、北九州の8市となった。未実施は西日本に偏っている。18大都市すべてに古紙の分別収集が普及する時代がやってくるのかどうか。
▼仙台市の分別収集は業者委託で、月2回。すでに実施されているビン、缶、ペットボトル、プラ容器は週1回。古紙の収集品目は新聞、段ボール、紙パック、雑誌、雑がみ。雑がみとは紙袋、包装紙、カレンダー、ティシュ、紙箱など。雑がみを分別収集する自治体が増えた(雑誌に含む自治体も多いが)ことで雑誌の回収量が増えている。
▼ダイレクトメールはビニール袋を剥がすようにとか、窓付き封筒は窓部のビニールを除くようにとか、仙台市の指導をみるときめ細かい。集団回収では雑がみはほとんど回収されていないが、分別収集では雑がみ回収に注力する自治体が増え、近年のトレンドになった。古紙回収増の一因でもある。
2024年12月09日
コラム「虎視」
マレーシアの経済発展は目覚ましいが、製紙業の発展も目覚ましいものがある。11年前に訪問した時は、王子グループの[...]
2024年12月02日
コラム「虎視」
働き方改革によって古紙業界ではドライバー不足に陥る懸念があった。時間外労働の上限規制(年間960時間)が敷かれ[...]
2024年12月02日
ちょっとブレイク
母がヒッポファミリークラブという多言語の国際交流クラブに入っていたので、海外からのホームステイを積極的に受け入[...]
2024年11月25日
コラム「虎視」
古紙の源泉となる紙の需要にもトレンドがある。雑誌は販売部数が減り、広告も減り、そして売るための書店も減っていく[...]