
3月末に中国で開かれた恒例イベントの「上海パルプウィーク」。4年ぶりだが、海外ではバイヤー・サプライヤーが集えば、露骨に価格交渉を始める場となる。中国の景気不振でパルプ市況が軟化し始めていたが、対面交渉によってさらなる暴落の引き金となった。今春にアラウコのチリやUPMのウルグアイでの増産が拍車をかけた面もある。
▼パルプは中国が最大のバイヤーで、対日向け市況はやや動きが異なる面もあるが、BKP(晒クラフトパルプ)の輸入品はピーク比で3割前後安い。一貫メーカーが主流の日本では、家庭紙メーカーが主な買い手だ。チップは長期契約を基本とする日本の製紙メーカーだが、東南アジアのスポット価格が先行して下がり、7月積み分からの契約改定にも影響するもよう。
▼危惧されるのが、今後の製品価格への影響だ。印刷用紙は需要減が続くものの、燃料高を製品価格に転嫁し、一息ついたところ。家庭紙は需要が底堅い品種であるが、今年から来年にかけて4工場で新マシンの増設が予定されている。工場の存続維持をかけてシェアを死守したい印刷用紙と、パルプ軟化局面での大増産という家庭紙である。この2年間における価格引き上げ努力が水泡に帰さないか、業界の姿勢が問われている。
2026年02月16日
コラム「虎視」
2月8日、第51回衆議院議員総選挙が投開票され、結果的には自民党の歴史的大勝に終わった。この国政選挙の投票用紙[...]
2026年02月09日
コラム「虎視」
紙製容器包装の回収は、容器リサイクル法の制定と同時に始まった。当時から28年が経過したが、紙製容器包装の回収率[...]
2026年02月02日
コラム「虎視」
小学館の文芸誌であるGOATが異例の売れ行きをみせている。文芸誌は、新人作家の発掘や単行本化の動線、文壇での評[...]
2026年02月02日
ちょっとブレイク
うちの娘は2010年の生まれだが、この年から新たにα(アルファ)世代と呼ばれるという。10年はiPadやインス[...]