▼日本の古紙ヤードには2,000台強のベーラー(大型プレス機)が稼働していると推定されるが、国産機が全盛。その日本市場に中国の力生機械が進出する。どこまでシェアを伸ばせるか。日本紙パルプ商事が日本総代理店、販売・技術協力を国内ベーラーの大手の一角、東京自働機械製作所が行う。
▼力生機械の本社は香港だが、工場は中国広東省の東莞市にある。4,100平方メートル程度の広さだが、隣接する段ボール工場跡地を確保し、年内には1万7,800平方メートルに拡張予定。コンベア付きベーラー5台の月間生産予定を10台に増やす。同社のベーラーは日本に10台近く入っているが、JP天津など中国の日系ヤードにも導入されている。これまでは150馬力までだったが、最近、200馬力の大型機種も香港市場に投入。香港でのシェアは80%以上、中国本土でも30~40%のシェアを持っている。
▼ちなみに日本は約1,700ヵ所の古紙ヤードがあり、ベーラー台数は2,000台を超えている。複数台のベーラーを設置しているヤードが関東では少なくないためだ。1994年に全原連が調査したベーラー台数は1,174台だった。ただ地方での洩れもあったので当時1,200台とみれば、この15年で800台も増えている。
2024年10月07日
コラム「虎視」
物心付いた時から毎年、年賀状を出していたが、5年前に出すのを止めた。会社関連も2年前から止めて、勝手ながら紙面[...]
2024年09月30日
コラム「虎視」
福田三商はM&Aで大きくなった古紙問屋で、元々は福田紙原料と三商紙業(福田紙原料と鈴六商店の合弁)が合併して6[...]
2024年09月23日
コラム「虎視」
最近の若者の間で「オタク」は憧れの対象なのだという。『映画を早送りで観る人たち』(稲田豊史著)によると、彼らは[...]
2024年09月16日
コラム「虎視」
23年末の日本の新聞発行部数は2859万部となり、全盛期だった97年時の5376万部から47%減少した。世界的[...]