
1月末の段原紙在庫が59万9千トンで前月より6万トン弱増えた。原紙値上げ直前のタイミングなので、在庫はいったん落ち込むものと思われたが、逆に増えて過去最多を更新した。駆け込み需要の思惑が外れたのか、それともメーカー間の優勝劣敗の差が激しいのか見えづらいが、値上げ前としては苦しい展開だ。
▼第3四半期の決算発表を経て、通年で王子HDが過去最高益を見込む一方、業績予想の下方修正を発表したレンゴーもいる。古紙の調達価格についても「上昇基調にある」と説明するメーカーがいれば、「変わっていない」というメーカーもいて、玉虫色の様相。値上げを見据えた微妙な言い回しがにじむとともに、脱炭素投資という要因を折り込む中で、果たして段原紙の値上げは完遂するのか?
▼1月に段ボール製品のトーモクが値上げを発表し、2月にコカ・コーラが大型2Lペットボトル飲料の値上げに踏み切ったことでいよいよの感はある。段原紙の需要回復とさらなる先高感がどこまで醸し出せるか。今後もエネルギーコストは高止まりが続くとみられ、段階的なコストアップの転嫁も求められる。今回、理由に挙がらなかった古紙価格を折り込むならば、近い将来、再値上げが起きても不思議ではない。
2026年02月23日
コラム「虎視」
これまで20年にわたって各国貿易統計のデータを取得していたのが、ジェトロ(日本貿易振興機構)のビジネスライブラ[...]
2026年02月16日
コラム「虎視」
2月8日、第51回衆議院議員総選挙が投開票され、結果的には自民党の歴史的大勝に終わった。この国政選挙の投票用紙[...]
2026年02月09日
コラム「虎視」
紙製容器包装の回収は、容器リサイクル法の制定と同時に始まった。当時から28年が経過したが、紙製容器包装の回収率[...]
2026年02月02日
コラム「虎視」
小学館の文芸誌であるGOATが異例の売れ行きをみせている。文芸誌は、新人作家の発掘や単行本化の動線、文壇での評[...]