
20年のコミック(漫画本)の紙媒体+電子媒体を合計した販売金額は、対前年比23%増となる6126億円。紙媒体が2706億円、電子媒体が3420億円。コミック市場では19年から電子媒体の販売金額が紙媒体より上回っている。合計の販売金額は、過去最大の販売金額となった。これまでのピークは95年の5864億円で、当然ながら当時は全て紙媒体だった。
▼20年のコミック市場は、出版全体の38%を占めるまでに存在感を高めた。そのコミック市場を牽引したのが、次々と記録を打ち立てた鬼滅の刃だった。20年5月の緊急事態宣言中に、鬼滅の刃のコミック20巻が発売され、コロナ禍の巣ごもり需要と重なり人気が沸騰。TVアニメ化や映画化が国民的大ヒットとなり、20年末に累計で1億2000万部に到達。19年末の累計販売部数が2500万部だったので、昨年1年間で1億部近く売れたことになる。
▼コミック市場がここまで息を吹き返すまでには時間がかかった。特にネット普及と共に増えた海賊版サイトとの戦いは、10年以上を要した。摘発された違法サイトの漫画村による被害総額は、3200億円と言われている。海賊版サイトの相次ぐ摘発により、コミック市場の販売額は急回復している。
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