▼福島原発の危険な状況が連日のように報道されている。東日本巨大地震に追い打ちをかけるような深刻な事態だ。足元をみると、首都圏の鉄道が停電でズタズタ。日本は国鉄(現在はJR)、私鉄、地下鉄といった鉄道網の発達で、車の混雑が緩和されてきた。鉄道がストップすれば道路に人と物資が殺到し、大渋滞に陥ることは火を見るより明らか。このため、首都圏のガソリンスタンドからガソリンがなくなり、消費者の買いだめなどもあって、コンビニなどの店頭から食品、日用雑貨の不足が目立ち始めた。
▼関西にいると11日の大地震の日の寒さが嘘のように、翌日から暖かい小春日和が続き、デパート、スーパーの店頭には物が溢れていてまるで平和そのもの。戦争報道でもそうだが、メディアの出番は火急の時の現場からの報告。普段、余りテレビをみないけれど、今回は地震と原発報道に釘付けになってしまった。
▼宮城県の古紙ヤードがもっとも深刻な被害を受けたようだ。現地の古紙問屋さんとはまだほとんど電話連絡がつかず、全容が分からないが、津波で流されたヤードもあった。一方、全国の12%のシェアを占める東北地区の紙・板紙の生産が全面的にストップしており、他地区での振替生産が待ったなしの状況にある。
2023年11月27日
コラム「虎視」
外国人技能実習制度は過渡期で、現在は法改正に向けて協議を重ねている。今後は、①現行制度を廃止し、人材確保・育成[...]
2023年11月20日
コラム「虎視」
今夏、日本政策投資銀行の方々が奈良の本紙事務所に来社した。古紙業界のM&Aの問い合せや案件が増えていることや、[...]
2023年11月20日
ちょっとブレイク
私が小学校6年生の時の修学旅行では、その前日に阪神タイガースが球団史上初の日本一に輝いたことで、お祭りムード一[...]
2023年11月13日
コラム「虎視」
大阪紙工所という会社が大阪市の玉造にあった。近くには紙加工の工場が数多くあったところである。昔から鶴橋・玉造・[...]