2011年12月19日 オピニオン » 964号

コラム「虎視」 964号

コラム「虎視」

▼2000年代に入り、中国の古紙輸入は驚異的な勢いで伸びてきたが、昨年は初めてマイナス成長(11.5%減の2,435万トン)に陥る。しかし、今年1-10月は10%増なので、年間では2,680万トン前後になろう。ちなみに過去最高だった09年の輸入は2,750万トン。右肩上がりで増大してきた中国の古紙輸入だったが、昨年を境に増減を繰り返すのでないか。

▼近年の日本の古紙消費量は1,700万トン前後。これより1,000万トンも多い巨大な輸入市場がアジアに控えるということは日本の古紙回収業にとって大変に心強い。集めた古紙の売り先を心配することがなくなったからだ。反面、輸出価格に一喜一憂する時代がやってきた。その輸出価格も円高の進行で、物差しが円価(問屋手取り)からドル価(CIF価格)に移行したのが今年の特徴だった。

▼国慶節後の急落があったものの、主要三品の200ドル台の輸出価格が2年続いている。08年秋のリーマンショックによる暴落で前回の200ドル台は一年で終止符を打ったが、今回は息が長い。100ドル台の輸出価格は02年秋から07年秋までおよそ5年間続いた。100ドル台が五年も続いたことを考えると、200ドル台は合計で3年。あと2年くらい続くのでないか。

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