2019年9月9日 オピニオン » 1343号

コラム「虎視」

コラム「虎視」

 学校給食の牛乳の状況で、およその世代が分かると言われている。お玉で各自が茶碗に取り分けた脱脂粉乳の世代、牛乳キャップの収集ブームが起こったびん容器世代、三角形が印象的だったテトラパック容器の世代、そして近年一般的になった四角形の学乳パック世代等々。紙製の牛乳パックは1960年代に日本にも登場し、徐々に普及した。

 ▼給食牛乳におけるびん容器から紙容器への変化は、当時の農林省の方針によるもの。リターナブルびんは、配達の人件費や輸送費の高騰に加え、衛生面の問題があった。1970年、学校給食牛乳の補助対象を200ミリリットルに策定し、ワンウェイ充填機の輸入関税免除を行った結果、60年代にはわずか1%だった牛乳の紙パック供給率は、70年代に50%を超えてびん容器と逆転。80年代には60%を超えた。現在は77%が紙容器で、23%がびん容器である。

 ▼紙パック・牛乳パックの歴史やこれまでのリサイクル化の流れは、「紙パック宣言・日本評論社(パック連の平井氏や容環協等の共著)」を読むと非常に分かりやすい。近々、本紙のリサ女コーナーで平井氏のインタビューを掲載予定。もったいないという想いから、紙パックの回収を全国に広めた。乞うご期待。

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