
学校給食の牛乳の状況で、およその世代が分かると言われている。お玉で各自が茶碗に取り分けた脱脂粉乳の世代、牛乳キャップの収集ブームが起こったびん容器世代、三角形が印象的だったテトラパック容器の世代、そして近年一般的になった四角形の学乳パック世代等々。紙製の牛乳パックは1960年代に日本にも登場し、徐々に普及した。
▼給食牛乳におけるびん容器から紙容器への変化は、当時の農林省の方針によるもの。リターナブルびんは、配達の人件費や輸送費の高騰に加え、衛生面の問題があった。1970年、学校給食牛乳の補助対象を200ミリリットルに策定し、ワンウェイ充填機の輸入関税免除を行った結果、60年代にはわずか1%だった牛乳の紙パック供給率は、70年代に50%を超えてびん容器と逆転。80年代には60%を超えた。現在は77%が紙容器で、23%がびん容器である。
▼紙パック・牛乳パックの歴史やこれまでのリサイクル化の流れは、「紙パック宣言・日本評論社(パック連の平井氏や容環協等の共著)」を読むと非常に分かりやすい。近々、本紙のリサ女コーナーで平井氏のインタビューを掲載予定。もったいないという想いから、紙パックの回収を全国に広めた。乞うご期待。
2025年11月03日
コラム「虎視」
前回古紙ヤードマップを発行したのが2020年5月だが、この5年の間に古紙を取り巻く状況は一変した。
[...]
2025年10月27日
コラム「虎視」
今回は山﨑紙源センター特集。社名は「やまさきかみげんセンター」と読む。「やまさき」を「やまざき」、「かみげん」[...]
2025年10月27日
ちょっとブレイク
10月21日、衆議院の首相指名選挙で過半数を得票し、第104代首相に高市早苗氏が選出された。日本の憲政史上初め[...]
2025年10月20日
コラム「虎視」
古紙ヤードマップは先代創業者が本紙創刊時から考案していたもので、いつかは日本全国の古紙ヤードを一覧にして冊子に[...]