11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われた中再生(中国再生資源回収利用協会)が主催する第3回中国回収紙行業大会に出席した。
▼11月中旬は、江蘇省にある廃プラ関連施設を3カ所、資源化施設を2カ所訪問した。廃プラ関連施設は、中国の廃プラからペレットを製造している工場や、日本の廃プラを原料にして、レジ袋や緩衝材を製造している工場を見学した。昨年まで日本の廃プラは、ミックスのベール品が主だったが、今年からは全てペレットで輸入している。
▼また江蘇省の蘇州市が行政回収の受け皿として稼働している資源化施設は、市内に選別ヤードが3カ所ある。それらを集約するヤードは、10万平米という途方もない広さで、加工区・交易区・物流倉庫・港設備・オフィス・研究センターに分かれている。加工区ではペットボトルの資源化施設の他に、電子廃棄物(小型家電)、タイヤチップ、ビン及びガラスの資源化工場、機密書類の処理工場等がある。今後はペットボトル以外の廃プラスチックの資源化も視野に入れている。将来的にはここで資源物の売買(入札やオークション等)を行っていく考えもあるという。
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