
トータルケア・システムは紙おむつの製品販売からリサイクルに参入した、いわば動脈産業から静脈産業に業容を拡大させた珍しいケースだ。そのため長武志社長は、リサイクル事業として完結するだけではなく、いかに循環システムを構築するか、社会福祉に貢献するかという点に心を砕く。
▼日本の高齢化率(65歳以上の人口割合)は24%にも達し、今や4人に1人が高齢者。2060年にはこの比率が40%に達する。介護の場面などで多用される大人用紙おむつの需要も右肩上がりで伸び続けるとされる。ごみ減量が進んだ結果、可燃ごみに多く残された紙おむつの処理がいずれは課題となるだろう。
▼同社を訪問する前、臭気のことが気にかかったが、ほぼ問題なかった。むしろ課題は、①リサイクル技術の普及、②回収・処理コスト、③法制度の整備の三つ。①は同社がパルプの分離技術を特許取得し、各地の事業者と提携・合弁等で普及する形を検討。②紙おむつの単品回収や焼却施設の処理費との競合では、行政とのタイアップが不可欠。③一廃処理施設の許可取得や広域処理はハードルが高く、法制度の整備も必要だろう。同社の最終目標は、紙おむつto紙おむつ。リサイクル技術の普及とともに実現するか注目したい。
2026年01月05日【ミムラ】本社の隣に「サウナコルメキュラ」を開設開設から半年でサウナシュラン(サウナ界のミシュラン)に選出
2025年12月22日【製紙・古紙業界ニュース】丸住製紙関連がトップ資源物価格が軒並み下落
2026年01月05日~㈱ミムラ・三村代表取締役社長インタビュー~「サウナは自分と向き合う時間と場所」「地元の岡山にサウナ文化を根付かせたい」
2026年01月05日【全段連】26年の段ボール需要予測は139億平米(対前年比0.5%減)加工食品と通販は好調、青果物用は不調の予測
2026年01月05日【製紙・古紙需給】生産1.8%減、回収2.9%減新聞在庫急増、雑誌回収減が顕著
2025年12月22日
コラム「虎視」
風光明媚な庭園に囲まれたDIC河村記念美術館(千葉県佐倉市)が、今年3月末でその歴史に幕を下ろした。20世紀美[...]
2025年12月15日
コラム「虎視」
高3の息子は奈良高専の情報工学科に通っているが、今週、社会見学活動で大阪府警を訪問する。「サイバー攻撃やサイバ[...]
2025年12月08日
コラム「虎視」
03年に高良・高橋常務、古紙ジャーナル創業者の父、私の3人で、愛媛県の常裕パルプ工業を訪問した。そこで古紙パル[...]
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]