2018年6月25日 オピニオン » 1284号

コラム「虎視」

コラム「虎視」

▼廃掃法が一部改正され、今年4月に施行された。今回の廃掃法改正の主なポイントは、①食品廃棄物関連の管理強化、②雑品系の廃棄物の管理強化、③電子マニュフェストの義務化と罰則の強化等が挙げられる。

▼①は社会に大きな影響を与えたココイチ事件が発端。ココイチが廃棄依頼した冷凍カツを産業廃棄物業者が横流しをしていた事件は、全国的に大きく報道された。この事件をきっかけにして管理体制の見直しや、マニュフェストの相互監視体制が制定。これまでは廃棄物業者がマニュフェストを発行すれば、それに対して点検はできなかったが、この事件が発端で二重三重の監視体制が強化された。

▼②は雑品系の違法業者への締め付けを強化したもの。これまで環境省と経済産業省は、中国系の違法業者による雑品の買い取りや、不法な廃棄物処分を問題視していた。これらの業者は当然、産廃の収集運搬、中間処理の許可を保有していない。また家庭から集めて回る業者も多いが、当然一廃の収集運搬許可を持っていない。しかし業者は「買い取っているから有価物なので問題ない」と言い、行政による注意勧告を聞き入れなかった。これらの違法業者による不法行為を取り締まるため、今回の改正で明文化されることになった。

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