高度成長期から、中速度のペースで経済成長を遂げる「新常態(ニュー・ノーマル)」に入ったといわれる中国。GDP成長率の推移をみても減速し続けており、二〇一五年は六・九%まで鈍化した。中国造紙協会が発表した同年の中国の紙・板紙生産量は、対前年比二・三%増加の一億七百十万トンだった。紙・板紙の生産も二〇一一年までの七~八%近い成長率に比べると、伸び率は緩やかになっている。 需給ギャップは他業種に比べ...
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