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2021年11月15日 古紙価格・製品市況 1451号

【段原紙市況の見通し】
来春の観測も原紙値上げに慎重姿勢
今後の古紙市況や段原紙需要が焦点に

　洋紙メーカーが製品値上げを発表したことで、板紙分野でも値上げの可能性が本格的に議論・検討され始めた。段ボール原紙は前回の値上げから3年が経過している。最大のコスト要因である古紙は輸出市況が20円台半ばで高止まりし、需給 […]

2021年11月15日 海外動向 » 1451号

【米国の段原紙市場】
コロナ禍以降、4回の段原紙値上げ
転抄・新設で500万㌧超の増設計画

　世界的な古紙市況を見通すには、米国の存在感が大きい。中国が古紙を輸入禁止した後も世界最大の供給源となっており、今年の輸出量は1640万トン前後に達する見込み。一方で、米国国内でも段原紙需要が伸びており、2020～23年 […]

2021年11月15日 古紙価格・製品市況 »  1451号

【古紙国際市況】
各国ＯＣＣ15～30ドル下落
中国段原紙は45ドル上昇

米国古紙 　米国ＯＣＣ（＃12）の東南アジア向けは、295～315ドルとなり、前月からは20ドル下落した。しかし依然として320―330ドルという高値も存在している。この高値はプレミア価格や契約残の価格。依然として弱含み […]

2021年11月8日 関連業界 »  1450号

【高良】
太陽光パネルリサイクル施設を開設
2040年、廃棄パネル量はピーク

　去る10月8日、㈱高良（本社・福島県南相馬市、高橋隆助代表取締役）は、本部エコプラザ内に完成した太陽光パネルリサイクル施設の開所式を行った。12年からＦＩＴ制度によって太陽光発電の導入が加速したが、この太陽光パネルの廃 […]

2021年11月8日 市場データ » 1450号

【9月の古紙輸出入】
6ヵ月ぶりの20万トン割れ

　9月の古紙輸出量は19万2920トンで、対前年同月比で27.1％減った。3月以来、6ヵ月ぶりに20万トンを割った。前月よりも2万5000トン少ない。品種別にみて段ボールが1万4000トン減ったことが大きい。段ボールも6 […]

2021年11月8日 古紙価格・製品市況 » 1450号

【製紙メーカーの原燃料コスト】
石炭価格の高騰でコスト増
脱炭素移行期の負担も大きく

　製紙メーカー各社が、カーボンニュートラルに向けた排出削減の目標やエネルギー転換の方針を打ち出している。レンゴーは9月に今後3年間で関連費で350億円投資すると発表。王子ＨＤの矢嶋進会長も10月末、他紙インタビューの中で […]

2021年11月8日 市場データ »  1450号

【1～9月の中国輸入量】
段原紙の輸入失速、前年比１割減
古紙パルプはタイが４割占める

　今年1〜9月の中国の古紙パルプと段原紙の輸入量実績が判明した。段原紙は9.4％減の455万トン、古紙パルプは35.8％増の183万トンと対照的な動向となった。 　9月単月の段原紙の輸入は54万8千トンで前年比30.1％ […]

2021年11月1日 企業動向 海外動向 »  1449号

【中国大手3社】
玖龍紙業、2023年に世界一の生産量に
3社とも中国国内で木材パルプ生産に着手

　中国の大手製紙メーカーは、昨年からのコロナ禍による影響、今年からの古紙輸入禁止による影響で、厳しい局面を迎えると考えていたが、大きく予想を裏切った。玖龍紙業の21年6月期の決算は、売上高が前年期比20％増、純利益が同7 […]

2021年11月1日 海外動向 »  1449号

【韓国】
来年のＭＩＸ古紙輸入禁止を撤回
古紙原料不足で製紙メーカー懇願

　21年1月、韓国環境省は21年末をもってＭＩＸ古紙の輸入を禁止すると発表したが、これを条件付きで撤回する方針を固めた。韓国製紙連合会が各製紙メーカーに送付した文書によると、「2022年混合古紙（ＭＩＸ古紙）の輸入禁止政 […]

2021年11月1日 古紙価格・製品市況 » 1449号

【古紙輸出市況】
海上運賃高、輸出市況の重しに
従来の2～3倍のコスト

　中国で国慶節明け後、現地メーカーがトンあたり300～400元の段ボール原紙値上げを表明した。だが、アジアの古紙市況は弱含みが続いている。日本からの段ボール古紙の輸出価格は250～300ドルで、この1ヶ月だけで10〜15 […]

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